社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


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平成21年 - 43問 健康保険法(出産育児一時金)

出産育児一時金又は家族出産育児一時金に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.被保険者又は被保険者の被扶養者が出産したときは、父が不明の婚外子出産を含めて、被保険者期間の要件なく支給される。
B.妊娠85日以後の出産であれば、生産、死産、流産(人工妊娠中絶を含む。)又は早産を問わず、支給される。
C.被保険者の資格を喪失した日の前日までに引き続き1年以上被保険者であった者が被保険者の資格を喪失した後8か月以内に出産したときは、被保険者として受けることができるはずであった出産育児一時金の支給を最後の保険者から受けることができる。
D.双子等の出産の場合には、胎盤数にかかわらず、一産児排出を一出産と認め、胎児数に応じて支給される。
E.平成21年8月に出産し所定の要件に該当した場合については、35万円に3万円を超えない範囲内で保険者が定める額を加算した額が支給される。
解答をチェック!
A. 正しい。昭2.3.17保理792号。

B. 正しい。昭27.6.16保文発2427号。

C. 誤り。健保法106条。被保険者の資格を喪失した日の前日までに引き続き1年以上被保険者であった者が被保険者の資格を喪失した日後「6月以内」に出産したときは、被保険者としてうけるはずであった出産育児一時金の支給を最後の保険者から受けることができる。「8月ではない」。

D. 正しい。昭16.7.23社発991号。

E. 正しい。令36条。尚、法改正により、現在では「35万円」が「39万円」に引き上げられている。

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