社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


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平成21年 - 42問 健康保険法(総合問題)

健康保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.傷病手当金の支給要件に該当すると認められる者であっても、その者が介護休業中である場合は、傷病手当金は支給されない。
B.全国健康保険協会の理事長、理事及び監事は、厚生労働大臣が任命し、当該協会の職員は理事長が任命する。
C.健康保険組合が解散し消滅した場合、厚生労働大臣が当該健康保険組合の権利義務を承継し、当該健康保険組合の組合員であった被保険者を全国健康保険協会の被保険者に変更することになっている。
D.任意適用事業所の事業主は、当該事業所に使用される者(被保険者である者に限る。)の2分の1以上の同意を得て、厚生労働大臣に申請し、認可を受けた場合、適用事業所でなくすることができる。
E.健康保険組合は、支払い上現金に不足を生じたときは、準備金に属する現金を繰替使用し、又は一時借入金をすることができるが、繰替使用した金額及び一時借入金は、当該会計年度内に返還しなければならない。
解答をチェック!
A. 誤り。平11.3.31保険発46号・庁保険発9号。介護休業期間中であっても、傷病手当金の支給要件に該当すれば、傷病手当金は支給される。

B. 誤り。健保法7条の11第1項・3項、7条の23。理事長及び監事は厚生労働大臣が任命するが、「理事」及び職員は理事長が任命する。

C. 誤り。健保法26条4項。解散により消滅した健康保険組合の権利義務を承継するのは、「厚生労働大臣」ではなく「全国健康保険協会」である。

D. 誤り。健保法33条。当該事業所に使用される者の「2分の1以上の同意」ではなく、「4分3以上の同意」を得る必要がある。

E. 正しい。令21条。

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