社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


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平成23年 - 68問 国民年金法(老齢基礎年金)

老齢基礎年金の繰上げ支給等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.繰上げ支給及び繰下げ支給は、いずれも国民年金法の附則において当分の間の措置として規定されている。
B.繰上げ支給の受給権は、繰上げ請求のあった日の翌日に発生し、受給権発生日の属する月の翌月から支給される。
C.繰上げ支給を受けると、国民年金法第36条第2項ただし書き(その他障害の程度と併せて障害の程度が2級以上に該当したことによる支給停止解除)に係る請求ができなくなる。
D.繰上げ支給を受けると、寡婦年金は支給停止される。
E.繰上げ支給を受けると、65歳になるまで遺族厚生年金の2分の1が支給停止される。
解答をチェック!
A. 誤り。法附則9条の2、国年法28条。老齢基礎年金の繰上げ支給は、国年法の附則において規定されているが、繰下げ支給については、国年法の本則に規定されている。

B. 誤り。法附則9条の2第3項。繰上げ支給の受給権は、「繰上げ請求のあった日」に発生し、請求があった日の属する月の翌月から支給される。

C. 正しい。法附則9条の2の3。

D. 誤り。法附則9条の2第5項。受給権者が老齢基礎年金の繰上げ支給を受けると、寡婦年金の受給権は「停止」せずに「消滅」する。

E. 誤り。国年法20条1項。受給権者は65歳に達するまでは、繰上げ支給の老齢基礎年金と遺族厚生年金のいずれかを選択することになる。

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