社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成24年 過去問

平成24年 - 64問 国民年金法(寡婦年金)

寡婦年金に関する次のアからオの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記AからEまでのうちどれか。

ア. 寡婦年金の受給権者である寡婦が65歳に達したときに老齢基礎年金の受給資格を満たしていなかった場合でも、寡婦年金の受給権は消滅する。

イ. 付加保険料の納付者が死亡した場合における妻に対する寡婦年金の額は、夫が受け取るはずであった老齢基礎年金の付加年金部分の2分の1相当額が加算される。

ウ. 寡婦年金の額の算定には、死亡した夫が第2号被保険者としての被保険者期間を有していたとしても、当該期間は反映されない。

エ. 寡婦年金の受給権は、受給権者が直系血族又は直系姻族の養子となったとしても、それを理由に、消滅することはない。

オ. 夫の死亡により、寡婦年金と死亡一時金の受給要件を同時に満たした妻に対しては、寡婦年金が支給される。ただし、夫の死亡日の属する月に寡婦年金の受給権が消滅したときは、この限りでない。

A.(アとイ)
B.(イとオ)
C.(ウとエ)
D.(アとエ)
E.(ウとオ)
解答をチェック!
正解はBである。

ア. 正しい。国年法51条。

イ. 誤り。国年法50条。死亡した夫が、付加保険料に係る保険料納付済期間を有していても、妻が受給する寡婦年金の額には加算されない。

ウ. 正しい。国年法50条。

エ. 正しい。国年法51条。

オ. 誤り。国年法52条の6。死亡一時金と寡婦年金の両方の支給要件を満たす場合には、どちらかを選択受給することになり、他方は支給されない。

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