社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成24年 過去問

平成24年 - 14問 労災保険法(保険給付の通則)

労災保険の保険給付に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.年金たる保険給付を減額して改定すべき事由が生じたにもかかわらず、その事由が生じた月の翌月以後の分として減額しない額の年金たる保険給付が支払われたときは、その支払われた年金たる保険給付の当該減額すべきであった部分は、その後に支払うべき年金たる保険給付の内払とみなすことができる。
B.保険給付を受ける権利は、譲り渡すことができない。
C.租税その他の公課は、保険給付として支給を受けた金品を標準として課することはできない。
D.政府は、保険給付を受ける権利を有する者が、正当な理由なく、行政の出頭命令に従わないときは、保険給付の支給決定を取り消し、支払った金額の全部又は一部の返還を命ずることができる。
E.年金たる保険給付は、その支給を停止すべき事由が生じたときは、その事由が生じた月の翌月からその事由が消滅した月までの間は、支給しない。
解答をチェック!
A. 正しい。労災法12条1項。

B. 正しい。労災法12条の5第2項。

C. 正しい。労災法12条の6。

D. 誤り。労災法47条の3。政府は、「保険給付の支給決定を取り消し、支払った金額の全部又は一部の返還を命じる」ことなく、「保険給付の支払を一時差し止めすること」ができる。

E. 正しい。労災法9条2項。

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