社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


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平成24年 - 47問 健康保険法(保険給付)

保険給付等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.被保険者(任意継続被保険者を除く。)が出産したときは、出産の日(出産の日が出産の予定日後であるときは、出産の予定日)以前42日(多胎妊の場合においては、98日)から出産の日後56日までの間において労務に服さなかった期間、出産手当金として、一日につき、標準報酬日額の3分の2に相当する金額が支給される。
B.被保険者の被扶養者が死亡したときは、家族埋葬料として、被保険者に対して10万円が支給される。
C.全国健康保険協会は、保険給付に併せて、規約で定めるところにより、付加給付を行うことができる。
D.保険給付を受ける権利は、健康保険法上、必要と認める場合には、譲渡や担保に供したり又は差し押さえることができる。
E.傷病手当金の支給を受けようとする者は、被保険者の疾病又は負傷の発生した年月日、原因、主症状、経過の概要及び労務に服することができなかった期間に関する医師又は歯科医師の意見書及び事業主の証明書を添付して保険者に提出しなければならず、療養費の支給を受ける場合においても同様である。
解答をチェック!
A. 正しい。健保法102条。

B. 誤り。健保法113条。家族埋葬料は、「10万円」ではなく、「5万円」である。

C. 誤り。健保法53条。健康保険組合は付加給付を行うことができるが、全国健康保険協会に付加給付の定めはない。

D. 誤り。健保法61条。保険給付は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえることができない。

E. 誤り。則66条、則84条。設問に列挙されているのは傷病手当金の支給を受けるのに必要な書類であり、療養費の支給申請にあたっては「事業主の証明書」等の提出義務はない。

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