社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成21年 過去問

平成21年 - 5問 労基法(労働時間)

労働基準法に定める労働時間等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.労働安全衛生法に定めるいわゆる特殊健康診断が法定労働時間外に行われた場合には、使用者は、当該健康診断の受診に要した時間について、労働基準法第37条第1項の規定による割増賃金を支払わなければならない。
B.使用者から会議への参加を命じられた場合に、その会議が法定労働時間を超えて引き続き行われたときは、使用者は、当該引き続き行われた時間について、労働基準法第37条第1項の規定による割増賃金を支払わなければならない。
C.労働安全衛生法に定める安全委員会の会議が法定労働時間外に行われた場合には、使用者は、当該会議への参加に要した時間について、労働基準法第37条第1項の規定による割増賃金を支払わなければならない。
D.労働者を就業規則に定める休憩時間に来客当番として事務所に待機させたが、その時間に実際に来客がなかった場合には、休憩時間以外の労働時間が法定労働時間どおりであれば、使用者は、労働基準法第37条第1項の規定による割増賃金を支払う義務はない。
E.労働安全衛生法に定めるいわゆる一般健康診断が法定労働時間外に行われた場合には、使用者は、当該健康診断の受診に要した時間について、労働基準法第37条第1項の規定による割増賃金を支払う義務はない。
解答をチェック!
A. 正しい。昭47.9.18基発602号。

B. 正しい。昭25.9.14基収2983号。

C. 正しい。昭47.9.18基発602号。

D. 誤り。昭23.4.7基収1196号。来客当番は労働に従事する時間であり、他の労働時間と通算して、1日8時間又は週の法定労働時間を超える場合には、割増賃金の支払義務が生じる。

E. 正しい。昭47.9.18基発602号。

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