社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>国民年金法の過去問一覧

平成20年 - 64問 国民年金法4

国民年金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A. 遺族基礎年金の受給権を有する者は、遺族基礎年金の支給を受けている間は、国民年金基金に加入することはできない。
B. 日本国籍を有しない者であって、被保険者である者は、脱退一時金を請求することができる。
C. 付加年金は、老齢基礎年金の全部又は一部が支給を停止されているときは、その間、その支給が停止される。
D. 寡婦年金は、死亡した夫が障害基礎年金の受給権者であったことがあるときには支給されない。
E. 国民年金基金(以下「基金」という。)は、基金が支給する年金及び一時金に関する事業に要する費用に充てるため、掛金を徴収するが、当該掛金の額は、法令に定めがなく各基金が任意に定めることとされている。
解答をチェック!
A. 誤り。遺族基礎年金の支給を受けている者も、国民年金基金に加入するができる(法116条、法127条)

B. 誤り。脱退一時金の支給を請求できるのは、被保険者でない者に限る(法附則9条の3の2、1項)

C. 誤り。付加年金は、老齢基礎年金の全部が支給を停止されているときは、その間、その支給が停止される(法47条1項)。よって、老齢基礎年金の一部が支給されている時は付加年金も支給される。

D. 正しい。
障害基礎年金の受給権者であったことがあるとき、又は老齢基礎年金の支給を受けていたときは、寡婦年金は支給されない(法49条1項)。

E. 誤り。掛金は、政令の定めるところにより、その額が算定されるものでなければならない(法134条3項)なお、上限は68,000円に定められている(基金令34条)

9