社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成24年 過去問

平成24年 - 68問 国民年金法(総合問題)

国民年金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.被保険者期間の計算において、同一の月に種別変更が1回あり、第1号被保険者から第3号被保険者となった月につき、すでに第1号被保険者としての保険料が納付されている場合は、当該月は第1号被保険者とみなす。
B.受給権者の申出による年金給付の支給停止は、いつでも撤回することができ、過去に$って給付を受けることができる。
C.未支給の年金を受けるべき同順位者が2人以上あるときは、その1人のした請求は、全員のためその全額につきしたものとみなし、その1人に対してした支給は、全員に対してしたものとみなす。
D.寡婦年金の受給権者であった者は、老齢基礎年金の繰下げ支給を受けることはできない。
E.学生の保険料納付特例は、平成27年6月までの間の経過措置とされている。
解答をチェック!
A. 誤り。国年法11条の2。設問のケースにおいて、すでに第1号被保険者としての保険料が納付されている場合は、当該月は「第1号被保険者」ではなく、「第3号被保険者」であった月とみなされる。

B. 誤り。国年法20条の2第3項。年金給付の支給停止は、いつでも「将来に向かって」撤回することができるが、支給停止とされた年金給付については、遡及して支給を受けることは「できない」。

C. 正しい。国年法19条5項。

D. 誤り。国年法28条1項。設問のような規定はない。

E. 誤り。国年法90条の3。学生の保険料納付特例は、期限が定められた経過措置ではない。

24