社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成24年 過去問

平成24年 - 46問 健康保険法(療養の給付等)

療養の給付等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.被保険者が、厚生労働省令で定めるところにより、保険医療機関等から評価療養又は選定療養を受けたときは、その療養に要した費用について、保険外併用療養費が支給される。この場合、被保険者に支給すべき保険外併用療養費は、その病院若しくは診療所又は薬局に対して支払うものとする。
B.被保険者が療養の給付若しくは入院時食事療養費、入院時生活療養費若しくは保険外併用療養費の支給に代えて療養費の支給を受けることを希望した場合、保険者は療養の給付等に代えて療養費を支給しなくてはならない。
C.被保険者が療養の給付(保険外併用療養費に係る療養を含む。)を受けるため、病院又は診療所に移送されたときは、保険者が必要であると認める場合に限り、移送費が支給される。この金額は、最も経済的な通常の経路及び方法により移送された場合の費用により算定した金額となるが、現に移送に要した費用の金額を超えることができない。
D.被保険者は、療養費の支給を受けようとするときは、申請書を保険者に提出しなければならない。この申請書には、療養に要した費用の額を証する書類を添付しなければならない。この書類が英語で作成されている場合には、省令の規定により、その書類に日本語の翻訳文を添付する。
E.被保険者は、療養の給付に係る事由又は入院時食事療養費、入院時生活療養費若しくは保険外併用療養費の支給に係る事由が、第三者の行為によって生じたものであるときは、①届出に係る事実、②第三者の氏名及び住所又は居所(氏名又は住所若しくは居所が明らかでないときは、その旨)、③被害の状況、以上を記載した届書を遅滞なく保険者に提出しなければならない。
解答をチェック!
A. 正しい。健保法86条1項・4項。

B. 誤り。健保法87条1項。被保険者の希望によって、保険者が療養の給付等に代えて療養費を支給することはない。療養費は、療養の給付等を行うことが困難であると保険者が認めるとき、又は被保険者が保険医療機関等以外の病院等から診療を受けた場合において保険者がやむを得ないものと認めるときに、療養の給付等に代えて支給することができる。

C. 正しい。健保法97条。

D. 正しい。則66条。

E. 正しい。則65条。

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