社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成23年 過去問

平成23年 - 43問 健康保険法(総合問題)

健康保険法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.厚生労働大臣は、納付義務者から、預金又は貯金の払出しとその払い出した金銭による保険料の納付をその預金口座又は貯金口座のある金融機関に委託して行うことを希望する旨の申出があった場合、その納付が確実と認められ、かつ、その申出を承認することが保険料の徴収上有利と認められるときに限り、その申出を承認することができる。
B.事業主は、被保険者に対して通貨をもって報酬を支払う場合においては、被保険者の負担すべき前月の標準報酬月額に係る保険料(被保険者がその事業所に使用されなくなった場合においては、前月及びその月の標準報酬月額に係る保険料)を報酬から控除することができる。
C.出産手当金について、出産した場合において報酬の全部又は一部を受けることができる者に対しては、これを受けることができる期間は、出産手当金を支給しない。ただし、その受けることができる報酬の額が、出産手当金の額より少ないときは、その差額を支給する。
D.保険者は、偽りその他不正の行為によって保険給付を受けた者があるときは、その者からその給付の価額の全部又は一部を徴収することができる。
E.被保険者が闘争、泥酔又は著しい不行跡によって給付事由を生じさせたときは、当該給付事由に係る保険給付は、その給付の全部について行わないものとする。
解答をチェック!
A. 正しい。健保法166条。

B. 正しい。健保法167条1項。

C. 正しい。健保法108条1項。

D. 正しい。健保法58条1項。

E. 誤り。健保法117条。被保険者が闘争、泥酔又は著しい不行跡によって給付事由を生じさせたときは、全部又は一部の保険給付を行わないことができる。

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