社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成21年 過去問

平成21年 - 52問 厚生年金保険法(被保険者等)

被保険者等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.報酬又は賞与の全部又は一部が、通貨以外のもので支払われる場合においては、その価額はその地方の時価によって、社会保険庁長官が定める。
B.適用事業所以外の事業所に使用される高齢任意加入被保険者が、老齢基礎年金の受給権を取得したために当該被保険者の資格を喪失したときは、当該高齢任意加入被保険者の資格喪失の申請書を提出しなくてもよい。
C.船舶所有者によって季節的業務に使用される船員たる70歳未満の者は、厚生年金保険の被保険者とされないが、その者が継続して4か月を超えて使用される見込みであるときは、使用開始当初から被保険者になる。
D.厚生年金保険の被保険者は、例外なく、任意適用事業所の取消しの認可があったときはその日に、任意単独被保険者の資格喪失の認可があったときはその翌日に、それぞれ被保険者資格を喪失する。
E.厚生年金保険法で定める「被保険者期間」とは、被保険者の資格を取得した日から被保険者の資格を喪失した日の前日までの日単位で計算される期間である。
解答をチェック!
A. 誤り。厚年法25条。時価の決定は、「社会保険庁長官」ではなく、「厚生労働大臣」が行う。

B. 正しい。則22条1項3号。

C. 誤り。厚年法12条4号。船員たる70歳未満の者で季節的業務に使用される者は、期間にかかわりなく被保険者となる。

D. 誤り。厚年法14条3号。任意適用事業所の取消し認可があったときは、「その日」ではなく、「その日の翌日」に、被保険者の資格を喪失する。

E. 誤り。厚年法19条1項。設問の内容は、「被保険者期間」ではなく、「被保険者であった期間」の説明である。

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