社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成21年 過去問

平成21年 - 36問 一般常識(国民健康保険法)

国民健康保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.国は、国民健康保険法第4条第1項において国民健康保険事業の運営が健全に行われるように、必要な指導をしなければならないとされている。
B.国民健康保険組合を設立しようとするときは、厚生労働大臣の認可を受けなければならない。この認可の申請があった場合には、厚生労働大臣は当該組合の地区をその区域に含む市町村又は特別区の長の意見をきき、当該組合の設立によりこれらの市町村又は特別区の国民健康保険事業の運営に支障を及ぼさないと認めるときでなければ、認可をしてはならない。
C.保険者が共同してその目的を達成するために国民健康保険団体連合会を設立しようとするときは、厚生労働大臣の認可を受けなければならない。
D.国民健康保険診療報酬審査委員会は、厚生労働大臣が定めるそれぞれ同数の保険医及び保険薬剤師を代表する委員、保険者を代表する委員並びに公益を代表する委員をもって組織する。
E.保険給付に関する処分(被保険者証の交付の請求又は返還に関する処分を含む。)又は保険料その他国民健康保険法の規定による徴収金に関する処分に不服がある者は、国民健康保険審査会に審査請求をすることができる。国民健康保険審査会は、各都道府県に設置する。
解答をチェック!
A. 誤り。国民健康保険法4条。設問の内容は都道府県の義務であり、国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるように努めなければならない、とされている。

B. 誤り。国民健康保険法17条3項。国民健康保険組合を設立しようとするときは、「厚生労働大臣」ではなく、「主たる事務所の所在地の都道府県知事」の認可を受けなければならない。

C. 誤り。国民健康保険法84条1項。国民健康保険団体連合会を設立しようとするときは、「厚生労働大臣」ではなく、連合会の区域を含む「都道府県の知事」の認可を受けなければならない。

D. 誤り。国民健康保険法88条1項。国民健康保険診療報酬審査委員会は、「厚生労働大臣」ではなく、「都道府県知事」が定めるそれぞれ同数の保険医及び保険薬剤師を代表する委員、保険者を代表する委員並びに公益を代表する委員で組織される。

E. 正しい。国民健康保険法91条1項、92条。

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