社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


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平成24年 - 16問 労災保険法(特別支給金)

労働者災害補償保険特別支給金に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.休業特別支給金の額は、1日につき休業給付基礎日額の100分の30に相当する額とされる。
B.休業特別支給金の支給の対象となる日について休業補償給付又は休業給付を受けることができる者は、当該休業特別支給金の支給の申請を、当該休業補償給付又は休業給付の請求と同時に行わなければならない。
C.既に身体障害のあった者が、業務上の事由又は通勤による負傷又は疾病により同一の部位について障害の程度を加重した場合における当該事由に係る障害特別支給金の額は、現在の身体障害の該当する障害等級に応ずる障害特別支給金の額とされる。
D.遺族特別支給金の額は、300万円とされ、遺族特別支給金の支給を受ける遺族が2人以上ある場合には、それぞれに300万円が支給される。
E.遺族特別支給金の支給の申請は、労働者の死亡の日の翌日から起算して2年以内に行わなければならない。
解答をチェック!
A. 誤り。支給金規則3条1項。休業特別支給金の額は、「100分の30」ではなく、「100分の20」に相当する額とされる。

B. 正しい。支給金規則3条5項。

C. 誤り。支給金規則4条2項。設問中、現在の身体障害の該当する障害等級に応ずる「障害特別支給金の額」は、「障害特別支給金の額から、既にあった身体障害の該当する障害等級に応ずる障害特別支給金の額を差し引いた額」が正しい。

D. 誤り。支給金規則5条3項。遺族特別支給金の支給を受ける遺族が2人以上ある場合には、「300万円」ではなく、「300万円をその人数で除した得た額」が支給される。

E. 誤り。支給金規則5条8項。遺族特別支給金の支給の申請は、労働者の死亡の日の翌日から起算して「2年以内」ではなく「5年以内」に行わなければならない。

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