社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


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平成24年 - 49問 健康保険法(保険給付)

健康保険の保険給付に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.療養上必要のあるコルセットは、療養の給付として支給すべき治療材料の範囲に属するため、法第87条に基づく療養費により支給することとされている。
B.事業主が被保険者資格取得届の届出を怠った場合においては、その間に保険医療機関で受診しても被保険者の身分を証明し得ない状態であるので、療養費の対象となる。
C.一定の要件を満たした者が、被保険者の資格を喪失した際に傷病手当金の支給を受けている場合、被保険者として受けることができるはずであった期間、継続して同一の保険者から傷病手当金を受給することができるが、退職日まで有給扱いで全額賃金が支給されていても、資格喪失後の傷病手当金は受給することができる。
D.出産育児一時金の金額は39万円であるが、財団法人日本医療機能評価機構が運営する産科医療補償制度に加入する医療機関等において出産したことが認められた場合の出産育児一時金は、在胎週数第22週以降の出産の場合、3万円が加算され42万円である。
E.被保険者資格が喪失日(任意継続被保険者の資格を取得した者にあっては、その資格を取得した日)の前日までの間引き続き1年以上であった者が、被保険者の資格喪失後6か月以内に出産したときは、被保険者として受けることができるはずであった期間、継続して同一の保険者から出産手当金を受けることができる。
解答をチェック!
A. 正しい。昭24.4.13保険発167号。

B. 正しい。昭3.4.30保理1089号。

C. 正しい。健保法104条。

D. 正しい。健保法101条。

E. 誤り。健保法104条。出産手当金の継続給付を受けるには、被保険者の資格を喪失した日の前日までの間引き続き1年以上であった者が、その資格を喪失した際に出産手当金の支給を受けていることが要件となる。

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