社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


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平成20年 - 1問 労基法(総則及び労働協約)

労働基準法上の総則及び労働契約に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A. 使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によって、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。
B. 使用者は、労働契約の不履行について、労働者に対し損害賠償を請求してはならない。
C. 何人も、法律に基づいて許される場合のほか、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。
D. 使用者は、前借金と賃金とを相殺してはならない。
E. 使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的な取扱いをしてはならない。
解答をチェック!
A. 正しい。強制労働の禁止(法5条)

B. 誤り。使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならないのであり、現実に生じた損害に対し、賠償請求を行うことはできる(法16条)

C. 正しい。中間搾取の排除(法6条)

D. 正しい。前借金相殺の禁止(法17条)

E. 正しい。男女同一賃金の原則(法4条)

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