社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成25年 過去問

平成25年 - 49問 健康保険法(総合問題)

健康保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.被保険者が、雇用又は使用される事業所の労働組合の専従役職員となりその職務に従事するときは、従前の事業主との関係では被保険者資格を喪失し、労働組合に雇用又は使用される者としてのみ被保険者となる。
B.被保険者(任意継続被保険者又は特例退職被保険者を除く。)が療養のため労務に服することができないときは、その労務に服することができなくなった日から起算して5日を経過した日から労務に服することができない期間、傷病手当金として、1日につき、標準報酬日額の5分の2に相当する金額を支給する。
C.事業主は、健康保険に関する書類を、その完結の日より3年間、保存しなければならない。
D.季節的業務に使用される者が、当初4か月未満使用される予定であったが、業務の都合により、継続して4か月以上使用されることになった場合には、そのときから被保険者となる。
E.被保険者に支払う報酬から控除した保険料の額が被保険者の負担すべき額に満たない場合には、事業主は被保険者の負担すべき保険料の不足部分の納付義務はない。
解答をチェック!
A. 正しい。昭24.7.7職発921号。

B. 誤り。健保法99条1項。傷病手当金は、労務に服することができなくなった日から起算して、「5日」ではなく、「3日」を経過した日から労務に服することができない期間支給される。支給される金額は、標準報酬日額の「5分の2」ではなく、「3分の2」である。

C. 誤り。則34条。健康保険に関する書類は、その完結の日より「3年間」ではなく、「2年間」保存しなければならない。

D. 誤り。健保法3条1項4号。設問のケースにおいては、被保険者とされない。

E. 誤り。健保161条2項。設問のような規定はない。

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