社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成25年 過去問

平成25年 - 34問 一般常識(労働経済)

わが国の高齢者問題に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
なお、本問は、「平成24年版高齢社会白書(内閣府)」を参照しており、当該白書または当該白書が引用している調査による用語及び統計等を利用している。

A.60歳以上の高齢者の暮らし向きについてみると、「心配ない(「まったく心配ない」と「それほど心配ない」の計)と感じている人の割合は全体で半数程度にとどまっている。
B.日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、2001年から2010年にかけて男女とも延びたが、その延びは同期間における平均寿命の延びよりも小さくなっており、2010年における平均寿命と健康寿命の差は男女とも2001年と比べて広がった。
C.政府は、高齢者の意欲や能力を最大限活かすためにも、「支えが必要な人」という高齢者像の固定観念を変え、意欲と能力のある65歳以上の者には支える側にまわってもらう意識改革が必要であるとしている。
D.高齢者の就業に対する意向をみると、60~64歳層で仕事をしている人のうち6割近くが65歳以降も「仕事をしたい」と考えており、「仕事をしたくない」と考えている人を大きく上回っている。
E.2010年において60歳以上の人が地域生活を送る上で不便に思っていることをみると、不便な点が「特にない」という人が約6割を占めているものの、不便さを感じる点としては、「日常の買い物に不便」、「医院や病院への通院に不便」、「交通機関が高齢者には使いにくい、または整備されていない」が上位になっている。
解答をチェック!
A. 誤り。内閣府「平成24年版高齢社会白書」。60歳以上の高齢者の暮らし向きは、「心配ない」と感じている人の割合は全体で「7割程度」であり、「半数程度」を上回っている。

B. 正しい。内閣府「平成24年版高齢社会白書」。

C. 正しい。内閣府「平成24年版高齢社会白書」。

D. 正しい。内閣府「平成24年版高齢社会白書」。

E. 正しい。内閣府「平成24年版高齢社会白書」。

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