社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成24年 過去問

平成24年 - 58問 厚生年金保険法(調査、資料の提供、立入検査等)

厚生年金保険法が定める調査、資料の提供、立入検査等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.厚生労働大臣は、被保険者の資格、標準報酬、保険料又は保険給付に関する決定に関し、必要があると認めるときは、事業主及び被保険者に対して、文書その他の物件を差し押え、又は提出させることができる。
B.厚生労働大臣は、被保険者の資格、標準報酬、保険料又は保険給付に関する決定に関し、必要があると認めるときは、当該職員をして事業所に立ち入って関係者に質問し、若しくは帳簿、書類その他の物件を検査させることができる。
C.厚生労働大臣は、被保険者の資格、標準報酬又は保険料に関し必要があると認めるときは、官公署に対し、法人の事業所の名称、所在地その他必要な資料の提供を求めることができる。
D.厚生労働大臣は、必要があると認めるときは、年金たる保険給付の受給権者に対して、その者の身分関係、障害の状態その他受給権の消滅、年金額の改定若しくは支給の停止に係る事項に関する書類その他の物件の提出を命じ、又は当該職員をしてこれらの事項に関し受給権者に質問させることができる。
E.受給権者に関する調査において、質問を行なう職員は、その身分を示す証票を携帯し、かつ、関係者の請求があるときは、これを提示しなければならない。
解答をチェック!
A. 誤り。厚年法100条1項。厚生労働大臣は、「事業主に対して、文書その他の物件を提出すべきことを命じる」ことができる。「被保険者」対しては命じることはできない。又、「差し押え」することはできない。

B. 正しい。厚年法100条1項。

C. 正しい。厚年法100条の2第1項。

D. 正しい。厚年法96条1項。

E. 正しい。厚年法96条2項。

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