社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成24年 過去問

平成24年 - 43問 健康保険法(総合問題)

健康保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.傷病手当金の受給中に出産手当金が支払われるときは、傷病手当金の支給が優先され、その期間中は出産手当金の支給は停止される。
B.被保険者が傷病手当金の支給を受けたが、その支給期間が終わっても治癒せず、その療養のために労務に服しなかったため収入がなかった場合は、当該被保険者負担分の保険料は免除され事業主負担分のみ納付する義務を負う。
C.訪問看護は、医師、歯科医師又は看護師のほか、保健師、助産師、准看護師、理学療法士、作業療法士及び言語聴覚士が行う。
D.7月1日に被保険者資格を取得した者については、標準報酬月額の定時決定を行わず、資格取得時に決定された標準報酬月額を、原則として翌年の6月30日までの1年間用いることになっている。
E.被保険者が3月15日から4月10日まで同一の医療機関で入院療養を受けた場合は、高額療養費は3月15日から3月31日までの療養に係るものと、4月1日から4月10日までの療養に係るものに区分される。
解答をチェック!
A. 誤り。健保法103条1項。傷病手当金の受給中に出産手当金が支払われるときは、出産手当金の支給が優先され、その期間傷病手当金は支給されない。

B. 誤り。設問のような規定はない。被保険者も標準報酬月額に応じて保険料を負担する。

C. 誤り。則68条。訪問介護を行う者に、医師や歯科医師は含まれない。

D. 誤り。健保法41条3項、42条2項。設問のケースでは、「翌年6月30日まで」ではなく、「翌年8月まで」用いることになる。

E. 正しい。令41条9項。

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