社労士(社会保険労務士)択一式の過去問演習


>>平成24年 過去問

平成24年 - 21問 雇用保険法(適用事業・被保険者)

雇用保険の適用事業及び被保険者に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.適用事業の事業主との間に雇用関係が存続していても、労働者が長期にわたり欠勤していることにより賃金の支払を受けていない場合には、当該労働者は被保険者とならない。
B.株式会社の代表取締役が被保険者になることはない。
C.都道府県の長が、当該都道府県の事業に雇用される者について、雇用保険法を適用しないことについて厚生労働大臣による承認の申請を行い、その承認を受けたときは、その承認の申請に係る被保険者については、その承認の申請がなされた日の翌日から雇用保険法は適用されない。
D.適用事業で雇用される被保険者が、事業主の命を受けて取引先である中国企業の北京支店に出向した場合、当該出向元事業主との雇用関係が継続している場合であっても、当該出向期間が4年を超えると、被保険者たる資格を失う。
E.適用事業に雇用された者であって、雇用保険法第6条のいわゆる適用除外に該当しない者は、雇用関係に入った最初の日ではなく、雇用契約の成立の日から被保険者となる。
解答をチェック!
A. 誤り。行政手引20352。適用事業の事業主との間に雇用関係が存続していれば、労働者が長期に渡って欠勤し、賃金の支払を受けていなくても、被保険者となる。

B. 正しい。行政手引20351。

C. 誤り。雇用法6条7項。承認がなされた日から雇用保険法は適用されない。

D. 誤り。行政手引20352。出向元事業主との雇用関係が継続している限りは被保険者となる。

E. 誤り。雇用法6条。設問のケースでは、「雇用契約の成立した日」ではなく、「雇用関係に入った最初の日」に被保険者となる。

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